リファクタリング(Refactoring)
「リファクタリング」とは「プログラミングで外部からの動作を変えずにコード変更でより良くする修正作業」です。IT業界はそもそも「IT」が「インフォメーションテクノロジー」(Information Technology)の略語なので、どうしても専門用語は英語やカタカナ語が多くなります。「リファクタリング」もそんな一つでIT業界に身を置いていないとまず理解できませんが、プログラマーなどには常識となっています。
この記事の目次
リファクタリングの意味とは
「リファクタリング」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語「refactoring」を直訳すると「改新」「改元」「改版」「再編成」で、プログラミングにおいて「ソフトの外部機能を保ちながら内部構造を変更する事」となり「再設計」や「再開発」という意味のプログラミング用語。
(2)プログラミングにおいて外部からの動作を変えずに内部構造のみを整理してソースコードを書き換える作業。
「リファクタリング」は英語表記「refactoring」となり、「refactor」を直訳すると「改新」「改元」「改版」「再編成」などでそこに現在進行形「ing」を付け足しコンピューターやプログラミング用語「リファクタリング」となります。主な意味は上記のように、完成したプログラミングをもう一度修正というか書き加えたりしてより良くする事です。要するに完全に一から新たに作り上げるのではなく、現状のプログラムをベースにしつつも悪い部分を直すという形です。よって、これまでも問題なく動いていたがちょっと不便や処理時間が掛かるといった部分を直すプログラミングの「リファクタリング」する事でさらに便利で捗るソフトウェアに仕上がります。
リファクタリングの由来
「リファクタリング」の由来は残念ながら不明ですが、2000年前後の頃からプログラミング用語として使われるようになってネット上などでも登場をし始めます。またIT企業のエンジニア募集の求人などでも仕事内容に使用言語と一緒にリファクタリングと書かれるなど、云わば業務の一環としてこの業界では当たり前となっています。
リファクタリングの文章・例文
例文1.現状のプログラムを修正するリファクタリングは、どのタイミングで実施するかが実はとても難しく調整が必要だ。
例文2.リファクタリングとは一体何なのか、エンジニアの友人に質問をして訊いたが結局はよく分からなかった。
例文3.プログラムも家電などと同じである程度時間が経過すればメンテナンスをしないと正常動作に支障をきたす事もあるのでリファクタリングをするのだろう。
例文4.プログラムとしての動きを変えずにコードのみ修正するのがリファクタリングだ。
例文5.若いころの暇だった時に何気に学んだC言語がニートになってから役立って、ちょっとしたプログラミング開発とリファクタリングで自分1人なら食っていけるぐらい稼げるようになるとは人生何が起こるか分からないものだ。
「リファクタリング」を使った例文となります。
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リファクタリングの会話例
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ごめん。今日も残業になる。
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仕事忙しいんだ?
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うーん。プログラムの修正であるコードのリファクタリングがどうもうまくいかなくて…。
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分かった。あまり無理しないで。
仕事が終わらず帰りが遅くなるという連絡をしている会話です。
リファクタリングの類義語
「リファクタリング」の類義語には「修正」「手直し」「加筆」「チェック」「添削」などの言葉が挙げられます。
リファクタリングの対義語
「リファクタリング」の対義語には「誤謬」「改悪」「悪化」「変質」「退廃」などの言葉が挙げられます。
リファクタリングまとめ
プログラムも長年使い続けると何かしらの問題が起こるので、基本となる動作は変更せずにコードのみを修正や書き加えてより良くするのが「リファクタリング」です。コンピューターのプログラミングなどを行うIT業界では常識的な言葉なので、この機会に覚えてみて下さい。