エスパー(Esper)
「エスパー」とは「念力や透視力など特別な能力を持つ超能力者」です。大人になれば超能力を本気で信じる人は皆無ですが、子供の頃などはもしかしたら本当にあるのではと思ったりしませんでしたか? 漫画やゲーム世界では当たり前のように存在し、まるで日常と表裏一体でちょっとした切っ掛けがあれば凡人でも魔法のような超能力を使えるようになる。そんなおとぎ話が本当だったら、この世の中は一体どのようになるのか、興味がありますね。
エスパーの意味とは
「エスパー」の意味は以下の通りとなります。
(1)「超能力」の英語表記「extrasensory perception」の頭文字に「〜する人」の「er」を付けて「超能力者」の呼び名。
(2)常人にはない特別な「超能力」として相手の心を読む「読心」、視覚に頼らずに物を見る「透視」、事前に物事の結果を知る「予知」などを持つ人間「超能力者」の事であり、また科学では解明不可能な「超自然」な能力を持つ人を指すSF用語。
「エスパー」(esper)は超心理学用語で超能力・超感覚的知覚などの意味を持つ英語表記「extrasensory perception」の頭文字「esp」に、「〜する人」の英語表記「er」を合わせたものです。超能力とは様々な特別な力がありますが、代表的なものは人の心中を読み取る「読心」、視覚に頼らずに物を見れる「透視」、未来の出来事を既に知り得る「予知」、物体に触れず精神力だけで物を動かす「念力」などで、これらの力を持つまるで神に選ばれた特別な人が「エスパー」になります。しかし、現実的にはこれらの能力を持つ人は科学的に解明されておらず、人間の空想が生み出した産物として「サイエンスフィクション」(Science Fiction)の「SF用語」という扱いです。だから漫画・アニメ・映画などではすっかりお馴染みの定番的な「エスパー」ですが、同時に誰も本当に存在するとは信じておらず、宇宙人や妖怪や幽霊などと同じジャンルに「エスパー」も入っています。よって、使い方としては現実を否定するかのように「エスパーは存在する」や特別な偶然などを例えて「エスパーのようだ」といった形になります。
エスパーの由来
「超能力」の起源とされる「超心理学」は1882年にイギリスで「心霊現象研究協会」が設立されたのが始まりです。そこでは様々な能力やオカルト的な研究が行われ、1900年代前半になると所謂現代的な超能力と念力の「サイコキネシス」に分別されます。その後は1970年代にスプーンを曲げるユリ・ゲラーなどのオカルト・超能力ブームが到来したり、有名人やカルト宗教家などが超能力を披露したり存在を肯定する発言をするなど世間を騒がせますが、同時に科学的では証明ができないのでブームは短期間で終わるのを繰り返して現在に至ります。これらの「超能力」を持つという人は自称「エスパー」で登場をして、その始まりをどこまで遡るかは意見が分かれ、それこそ古代の有名な宗教家などは特別な力を持っていたと伝えられ、現代で言い換えるなら「エスパー」ともなります。
エスパーの文章・例文
例文1.古代人が現代にやってきたら、エレベーターやスマホに車や新幹線など目にする全てが特別な力を持つエスパーによるものだと思うだろう。
例文2.老いてくると五感が衰えるのを踏まえると、それこそ普通の力を持つだけでも十分エスパーとして自信を持って良いのかも知れない。
例文3.大麻グミが出回る事を防げなかったと、自称エスパーの友人が自分の力不足を嘆いていたが、そんな事よりも借金を返済してくれと思ったし、なぜ気持ちをいつまでも察しないんだと憤った。
例文4.親子代々で政治家になって悪事を働き、不正を指摘されれば平気で誤魔化すその恐ろしさはどんな優秀なエスパーですらその力だけは持ち合わせていない傲慢パワーだ。
例文5.これまで類を見ない性犯罪の極悪人を神格化し続け洗脳されている所属タレントにきっちり仕事を提供し、そんな仕組みを手放しで歓迎するマスコミや大企業も含めてこの国の本当のヤバさは、世界を代表する最優秀エスパーが数十人かかりで対応してもまともにする事はできない。
「エスパー」を使った例文となります。
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エスパーの会話例
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まあ、実際のところは東大や慶応に行くよりも、エスパー養成学校に入学した方がいいよね。
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はあ? まあ、人によるわね。
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絶対にそうだって。だってエスパーになったら、超能力が使えるだぜ。これで宝くじや競馬も当選させられるし、もう不可能な事はなくなって完全な超人になるんだよ。
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分かったから、取り合えずは少し落ち着こうか。
「エスパー」を夢見る男の妄想のような会話となります。
エスパーの類義語
「エスパー」の類義語には「シッディ(ヒンズー教の超能力)」「神通力」「魔力」「霊力」「霊能力者」「妖術」「妖術使い」「ミュータント」「魔法」「魔法使い」「魔術」「魔術使い」などの言葉が挙げられます。
エスパーの対義語
「エスパー」の対義語には「常人」「凡人」「一般市民」「庶民」などの言葉が挙げられます。また男性の超能力者を「エスパーマン」、その対義語は女性で「エスパーウーマン」となります。
エスパーまとめ
人類や現代科学では解明できない不思議な念力などの力を持つ超能力者が「エスパー」です。手を触れずに物を持ち上げたり、未来を予測するなどの力を持ちますが、現代においては漫画やゲームやアニメなどの世界の登場人物となり、同時に不思議な存在として実在すればと夢や希望を与えているのも事実ではないでしょうか。