「林」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

林(はやし)

｢林｣とは｢樹木が集まって生えている場所｣です。日本の国土の約67％は｢森林｣とされ、北海道や岩手県などは面積割合が多い事で有名です。それだけ日本人にとっては｢林｣や｢森林｣は生活に密着しているのですが、だからこそ日常に溶け込むあまり詳しく知らないのではないでしょうか？ そんな｢林｣についての解説となります。

林の意味とは

｢林｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)樹木が沢山集まって生えている場所。
　(2)樹木が並んで生えている場所が転じて、同類の物が多く集まっている例え表現。
｢林｣は様々な木々である樹木が密集して生えている場所で、単独で｢林｣とするだけでなく｢山林｣や｢雑木林｣といった使い方もされます。また類似の｢森｣は｢樹木がこんもりと生い茂った場所｣で、｢林｣よりも｢樹木が多い場所｣ともなります。対する｢林｣は｢森｣よりも｢樹木が少ない場所｣ですが、比較対象の｢森｣がないと実は判断するのは難しいです。そこで｢森は自然に木々が生えている｣として、｢林は人間が管理している｣と分類している場合もあります。ですから、どんなに広大でも人間が管理している林業の地は｢林｣を用いた表現｢山林｣や｢雑木林｣とするのが一般的なようです。

林の由来

｢林｣の由来は残念ながら不明ですが、文献としては奈良時代の歌集｢万葉集｣などに文言が記されています。

林の文章・例文

例文1.夏休みは暇なのでスマホの電源を切り、未開の森林地帯へ冒険に出かける。
例文2.漫才師の巧みな言葉の林に感銘を覚えた。
例文3.近所の鬱蒼とした薄暗い林の中にある道は痴漢が出ると昔から噂があるが、一向に犯人は捕まらず不思議で仕方がない。
例文4.あの林を抜けた先にある豪邸で、庶民を地獄の底に叩き落した悪の権化が若い女房と悠々快適に暮らしている。
例文5.コンビナートの林立する煙突から出てくる白い煙を見ると、どんなに体調が悪く公害を訴えてもネットのインフルエンサーからは賠償金目当てと厳しく罵倒され、自分たちはその動画で金儲けをしているのだから頭がおかしくなる。
｢林｣を使った例文となります。

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林の会話例

• 

  クワガタを捕まえて一獲千金を狙っているんだけど、どう思う？
• 

  一匹二匹じゃなく大量に捕まえるなら…。
• 

  だから他県まで遠征に出かけようと思って。ほら、有名な雑木林ならクワガタが何匹もいそうじゃん。
• 

  でもガソリン代や時間を考えたら、それってどうなのよ。

昆虫採集で一獲千金を狙うという会話です。

林の類義語

｢林｣の類義語には｢木立｣｢森林｣｢樹林｣｢ジャングル｣｢密林｣などの言葉が挙げられます。

林の対義語

｢林｣の対義語はありません。補足として1種類の樹種からなる｢純林｣｢単純林｣の対義語は｢混混林｣｢混交林｣、密生した林｢密林｣の対義語はまばらな｢疎林｣、自然な状態｢天然林｣の対義語は人が育てる｢人工林｣となります。

林まとめ

山林や雑木林などで使われる樹木が密集している場所が｢林｣です。｢林｣は木々が集まり生えている事から転じて、アンテナなどが沢山設置されているのも｢アンテナの林｣と例えて用いたりもします。