「パティオ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

パティオ(Patio)

｢パティオ｣とは｢スペイン語の『中庭』などを意味する住宅業界用語｣です。大学生や社会人になると人生初の一人暮らしをするようになり、段々と住宅やマンションにも興味が出てきますよね。憧れの地域もありますが、中庭や屋上付きの物件などに住むのが夢という人もいるでしょう。その中庭の事をスペインなど外国では｢パティオ｣といい、今では日本でも通用する言葉となっています。

パティオの意味とは

｢パティオ｣の意味は以下の通りとなります。
(1)スペイン語＆英語表記｢patio｣の直訳からスペイン風住宅の｢中庭｣｢裏庭｣｢テラス｣などの事。
(2)スペイン語｢中庭｣から建物の中心部にある屋根がない中庭で、解放感が得られる事からマンションや戸建て住宅に商業施設などでも多く導入されている。
｢パティオ｣はスペイン語と英語表記｢patio｣で、スペイン発祥の建物などの周囲に囲まれた屋根のない広場などを指す事から、日本では｢中庭｣｢裏庭｣｢テラス｣といった意味で使われます。スペインやイタリアなどの地域では地中海性気候から夏は暑く冬は温暖になるので、屋根がない中庭などで太陽光を取り入れ解放感を得てリフレッシュしたり、或いはそこで飲み物や食事を楽しんだり植物を育てる文化が定着して人気だったようです。そんな｢パティオ｣は日本ではより現代的となり、オシャレな中庭として戸建て住宅やマンションに商業施設などでも導入されるケースが多く、テーブルやベンチを置いて人々の憩いスペースとなっています。一方では、｢パティオ｣は基本的には屋根がない中庭となるので、陽光や空気が気持ち良い反面で雨や埃などで汚れる事が多く防犯面でも対策をする必要があります。そして｢パティオ｣が建物の真ん中にあると空調効率も悪くなり普通の商業施設や建物よりも電気代が嵩みますし、何よりも普通に建てるよりも費用も増加します。それでも、マンションの道路に面した庭よりも建物に囲まれた部分が｢パティオ｣となった方が外部を遮断し住民同士が共同体のようなコミュニケーションが取れて、また資産価値としても高まるので人気が高いのです。

パティオの由来

｢パティオ｣はスペイン発祥ですが、このような｢中庭｣などの起源は古代ローマ時代とされています。古代ローマでは住宅に太陽光が感じられる空間を玄関奥につくり｢アトリウム｣として、それがスペインにも広まって中庭を｢パティオ｣と呼ぶようになったのです。一方、中庭そのものの歴史はとても古く、紀元前3000年頃の古代イランや中国ではそのように建築された住宅が既に存在していました。

パティオの文章・例文

例文1.亡き父が遺産として関東某所にパティオ完備の別荘を残してくれたが、元ヤク〇という事もあってそこには死〇でも埋まっているのではと不安で仕方がなく、正直なところ本当に迷惑で遺産は現金にかぎる。
例文2.彼女と初めて高級ホテルに泊まりパティオでまったりと過ごし、途中でトイレに行き戻ってこようとしたら、彼女がホテルマンと親し気に会話をしていて最後に｢いつもご利用ありがとうございます｣と小耳に挟んでしまい、この女はやっぱり常連だったと確信した。
例文3.40歳手前までは外資系で働き通しだったが、もう上司にゴマをすりながらあくせく働くのが心底嫌になり、勢いからパティオ付き中古住宅を買って田舎の両親を呼び寄せ一緒に暮らし始めたら毎日がとても幸せになった。
例文4.ふとパティオから空を見上げたら虹が見えて、こんな贅沢な日々が送れるのも全て自分達の利益しか考えていない強欲企業にパーティ券を売りさばいたからで、今度はもっとぼった食ってやると思考していたら憎き検察野郎から電話が来て腸に煮えくり返った。
例文5.家無し生活になれば、パティオなどを敢えてつくらなくても毎日いつでも空を好きなだけ見られる。
｢パティオ｣を使った例文となります。

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パティオの会話例

• 

  実はうちの実家はパティオ付きの豪邸なんだよねー。しかも俺は長男だから。
• 

  だから何よ。
• 

  もうー、勘が鈍いなー。だから、パティオ付きの豪邸で暮らしていたボンボンなの俺は。結婚するなら最高の相手って事だよ。
• 

  それを私に言っているの？ パティオがあってもなくても、あなたはナシだから。

愛しの相手へ遠回しにアプローチするが玉砕するという内容です。

パティオの類義語

｢パティオ｣の類義語には｢テラス｣｢ベランダ｣｢アトリウム｣｢中庭｣｢裏庭｣｢庭園｣｢花壇｣｢外部空間｣｢住宅庭園｣｢アウトドア｣などの言葉が挙げられます。

パティオの対義語

｢パティオ｣の対義語には｢室内｣｢屋内｣｢部屋｣｢インドア｣｢外庭｣などの言葉が挙げられます。

パティオまとめ

以上が中庭・裏庭・テラスなどを意味する｢パティオ｣の解説となりました。｢パティオ｣はスペイン発祥ですが英語でも同じく｢patio｣となり、日本でも同じ意味で通用して｢パティオ付きマンション｣や｢パティオ付き住宅｣が注目をされています。特に結婚をして家族が増えるとオシャレであり団らんが楽しめる憩いの場として｢パティオ｣に関心を持たれるのでしょう。