インセンティブ(incentive)
インセンティブとはビジネスワードで成果報酬を意味する言葉です。本来の正しい意味は下記で詳しく説明をしていきますが、働いている方であれば収入の種類が「基本給だけ」の方、「基本給+成果報酬」、「完全成果報酬のみ」のの方など様々な報酬体系があることはご存知かと思います。そのなかで今回は「インセンティブ(incentive)」という言葉の意味や由来、例文、類義語を交えて解説をしたいきたいと思います。
インセンティブの意味とは
このインセンティブは成果報酬という認識で使われていますが、正しい意味としては「動機」「刺激」という意味になります。企業や組織で働いている人間に対して、やる気を起こさせるための動機付けを意味しています。もっとわかりやすく例えるなら、営業の目標を達成させるために用意している物がインセンティブにあたります。特に営業職においては給与のインセンティブが大きい設計になっています。不動産や保険などの職種は「基本給+インセンティブ給」となるケースが多くなります。大きな金額を稼げる可能性がある反面、営業成績が振るわなければ非常に安い金額で働く事になってしまうのです。
インセンティブの由来
インセンティブという言葉自体が使われるようになったタイミングや導入されるようになったきっかけは不明ですが、従業員のやる気を引き出す為に日本でも以前から導入されている制度です。
インセンティブの文章・例文
例文1.当社でもインセンティブ制度を導入します
例文2.営業成績が良かったので、インセンティブが楽しみだ
例文3.インセンティブの為に今月の目標を頑張ろう
例文4.インセンティブがあるから、モチベーション高く仕事が頑張れる
例文5.今月の成果はインセンティブで還元される
直訳すれば、「動機」「刺激」ですが、ビジネス用語として主に収入に関係する言葉として用いられることが多いです。ちなみに、インセンティブには現金に還元するだけでなく、旅行として還元している会社もあります。動機や刺激に繋げるのであれば、これも有効な手段ですね。
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インセンティブの会話例
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今月もあいつよりもたくさん働いたのに、給与が一緒なのが嫌だな。
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モチベーションがさがるよね…どうせならインセンティブで報酬に直結しているのが良いね。
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欧州でのチップ制度とかいいよな。
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モチベーションが絶対上がるわね。
インセンティブの良いところは、頑張った成果が報酬として還元されるところです。しかし、それなりに働いていたいと思う人にはあまり良い制度ではないかもしれませんね。会社によっては職種に応じてインセンティブ設計を変えているところもある様です。
インセンティブの類義語
インセンティブを成果報酬としてとらえるのであれば、「ボーナス」は近いものになります。又は「特別手当」や「社員旅行」といったものも、人のモチベーションをあげるためのものという存在意義としてはインセンティブに近しいものになるかと思います。またインセンティブの一部として「ストックオプション(stock option)」を導入している会社もあります。
インセンティブまとめ
成果報酬というようニュアンスでとられがちですが、ただしくは「動機」「刺激」という意味であり、「人のモチベーションを引き出すための動機付け」になります。したがって、モチベーション=収入の増加というとこに当てはめている為収入に当てはめた成果報酬としている企業が多いです。インセンティブ=成果報酬という表現に対して使う場合でも、大筋の意味合いから外れていないので、言葉の使い方としては間違っていません。インセンティブという仕組みを発信される方は、是非とも言葉の意味を知ったうえで活用してみて下さい。