奸佞邪智(かんねいじゃち)
皆さんの周りには立ち回り方がちょっとズルいなとか、なんとなくひねくれているなという人はいないでしょうか。そういった人の周りにいると何となく雰囲気も重くなったりしてあまり気持ちの良いものではないですよね。サラリーマンであればそういった状況でもさらっと対処をしてやりくりをしなければいけませんが、特に個人事業主や社長と呼ばれる人たちの世界であれば嫌いな人には基本的に会わなくて良い世界ですから先ず避けられるでしょう。今回はそんなひねくれさんを言い表すのにぴったりな「奸佞邪智」という四字熟語について紹介をしていきます。
奸佞邪智の意味とは
難しい言葉ですが、意味合いとしては「心がひねくれて、ずるがしこく立ち回る事。また、その人自身を表す」とされています。長く生きていると「なぜ、この人はこんなにズルいんだろう」とか「なんでこんな言い方しか出来ないんだろう」と思う事が多々あるかと思います。そういったひねくれたような人を表す言葉として使われます。
奸佞邪智の由来
「奸」は心がねじれており曲がっているさま、「佞」は口先や態度とは裏腹に心が曲がっている状態、「邪智」は悪智恵の事を指します。つまり、口先や態度ではよくみせているけど内面は卑しい事を考えており、また立ち振る舞いもズルい事を指します。正直あまり友達にはしたくないタイプの人ですね。また、上司や部下にこのような人がいるのも勘弁してほしいところではあります。
奸佞邪智の文章・例文
例文1.身代わりの友を救うために走るのだ。王の奸佞邪知を打ち破るために走るのだ。
例文2.上司の奸佞邪智ぶりにはさすがに呆れる
例文3.本人が自分の事を奸佞邪智だと思っていないのが余計にたちが悪い
例文4.自分自身も奸佞邪智に陥っていないか確認が必要だ
例文5.奸佞邪智にだけはなりたくない
人間は習慣の動物ですから一度悪い習慣がつくとなかなか離れません。良い事も、悪い事も上手くなります。奸佞邪智という習性は出来れば身につけずに一生を終わりたいものです。ただし、勘違いしていただきたくないのは利口でシャープな状態とは違うという事です。考え方の違い方ですね。
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奸佞邪智の会話例
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今いる会社の上司の奸佞邪智ぶりは本当に勘弁して欲しいです。
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あれは確かにひどいよね。自分の事しか考えてないからね。
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いかに自分の評価をあげるかしか考えていないので話が前に進まないんですよ。
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それでいて嫌な事があったらすぐに部下を読んでやらせているしね。
奸佞邪智という言葉は難しい言葉ですので積極的に使う人はいないでしょうが、もし利用するシーンがあるとすれば職場における同僚・上司・部下・お客様の様子を言い表す際に使う言葉でしょう。
奸佞邪智の類義語
邪智奸佞という言い方をする事もあります。この場合も意味は変わりありません。
奸佞邪智まとめ
いかがでしたでしょうか。あなたの職場や学校生活を送っていく中で1人は奸佞邪智な人もいるでしょう。そういった人はやがて周りに煙たがられて相手をされなくなりますので、あなたがそれに合わせてへこへこする必要はありません。むしろ反面教師として絶対にこうはならないと心に決めて日々の業務に望めればそれが最も良いのではないでしょうか。愚者は賢者にしか学べませんが、賢者は愚者からも学べます。全てを学びに変えて人ではなく、自分自身はどうふるまうかを決めれば周りに流されることなく自分の道を進んでいく事が出来ます。