金字塔(きんじとう)
スポーツ界は年々科学が進化することによって、記録も更新されてきました。しかし、時間がかかってもなかなか破ることのできない偉大な記録というものが存在します。それ等の記録はさながら、はるかかなた未来まで見える塔のように打ち立てられ、朽ちることがありません。このような記録を「金字塔」と言いますが、その語源を皆さんはご存知でしょうか?
金字塔の意味とは
金字塔は「きんじとう」と読みます。金の字の形をした塔、とてもきらびやかで二つとない塔をイメージさせますね。
近似等には「後世まで伝えられる偉大な作品や業績」という意味があります。人には決してまねのできない偉業、それが金字塔です。「塔」というからには何か由来があると思われると思いますが、実は意外なものがモデルになっているのです。
金字塔の由来
金字塔の驚くべき由来について見てみましょう。金字塔は実はあの有名なエジプトの「ピラミッド」からきています。
金字塔はしばらくの間、造語とされていました。しかし、1800年代にさかのぼると、英華辞典、つまり英語から中国語へ翻訳する時点において、英語の「Pyramid」(ピラミッド)が「金字塔」と訳されているのです。
日本語は中国語の辞典から多大な影響を受けているため、日本語の金字塔もここからきています。英語→中国語→日本語と経由していく中でピラミッドが金字塔になったというわけです。
金字塔の文章・例文
例文1.ボルトの記録は金字塔としてたたえられている
例文2.彼はA社の営業活動において金字塔となる成績を残した
例文3.ついに金字塔を打ち破った
例文4.金字塔を打ち立てた
例文5.誰から見ても文句なしの金字塔
例文のように、金字塔は特別な業績や作品について使われます。逆に言えば、なかなか日常的には使われない言葉です。
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金字塔の会話例
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モーツァルトの作品は、まさしくクラシック界の金字塔と言えるね。
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それを言ったら、あの時代のクラシックはまさに現代の音楽界における金字塔と言ってもいいんじゃないかしら。
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確かにそうだね。偉大な時代があったんだなあ。
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今の若い人はクラシックよりポップな音楽が好きだけれど、あの時代の芸術性も再評価されるべきよね。
上記の会話では、昔のクラシックについて話しているようです。時代によって音楽の流行も変わりますが、古典と言われる作品は一種の金字塔といえますね。
金字塔の類義語
金字塔の類義語を見てみましょう。作品についていえば「不朽の名作」という言い方があります。決して色あせない名作という意味です。また、記録でいえば「前人未到の記録」とも言うことができます。
金字塔まとめ
いかがだったでしょうか。金字塔の意味や由来を見てきました。ピラミッドが語源ですが、ピラミッド自体今の技術でも作るのが難しい、金字塔と言える作品です。