後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)
あなたは色々チャレンジして、人に迷惑をかけてしまって後悔する方ですか?それとも、慎重になりすぎて、「あの時もっとああしていればよかった」と後悔する方ですか?後悔もいろいろありますが、過去のことを振り返ってばかりいるのは時間がもったいありません。まさに「後悔先に立たず」です。今回は後悔先に立たずということわざについて見ていきましょう。
後悔先に立たずの意味とは
後悔先に立たずとは「過ぎてしまったことをいつまでも後悔していても取り返すことはできない」という意味です。
「後悔」はいわずもがな、やってしまったことを後から悔やむこと。「先に立たず」とはつまり、もう一度先頭に立ち戻ることはできないという意味。いくら後悔しても、後悔する前に戻ることはできないのだ、だから後悔しないよう事前によく備えなさい、ということわざです。
別の言い方だと「後の悔い先に立たず」という言い方もあります。
後悔先に立たずの由来
後悔先に立たずの由来ですが、有力なものはありません。
後悔先に立たずの文章・例文
例文1.いつの間にかワーキングホリデーに行ける年齢でもなくなってしまった。後悔先に立たずだ
例文2.後悔先に立たずとは言ったものだが、いつまでも悔やんでいても仕方がない
例文3.なぜ彼女と別れてしまったのだろう。後悔先に立たずだ
例文4.後悔先に立たずだ。そろそろ前を向いたらどうだ
例文5.後悔先に立たずと慰められても、あの時のあの一球さえなければ甲子園に行けていたと考えると悔やみきれない
上記のように、未練を表すときに使います。前を向きたくてもむけない、悔しい思いが滲みますね。
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後悔先に立たずの会話例
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いつまでも嘆いていても仕方がないじゃないか。そろそろ泣くのをやめたらどうだい。
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だって、昨日までは確かにあったのよ。ずっと欲しくて、でもまだお金が貯まらないから我慢してたのに。それなのに今日見たらなかったの。ひどいと思わない?
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そりゃ、同じ物を欲しがるのはしょうがないさ。
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ああ、悔やんでも悔やみきれない。私の買いたかったペンダント。後悔先に立たずとはまさにこのことだわ。
上記の会話では、女性が目を付けていた商品を買われてしまったことを嘆いています。
後悔先に立たずの類義語
後悔先に立たずの類義語を見てみましょう。「覆水盆に返らず」と「後の祭り」が挙げられます。覆水盆に返らずは「一度起こってしまったことはもう帰られない」、後の祭りは「今更悔やんでももう遅い」というような意味合いで使うことができます。
後悔先に立たずまとめ
さて、ここまで後悔先に立たずということわざについて見てきました。非常にネガティブな言葉なので、あまりお目にはかかりたくない言葉ですね。