ぬるぽ(NullPointerException)
2チャンネルのまとめなどを利用したことがある方なら一度は見かけたことがあるでしょう、この「ぬるぽ」という言葉。もう何年も前のスラングであるため、「ガッ」という言葉があとに付くお約束のような形で使われているこの言葉の意味を理解できている方は現在はほとんどいらっしゃらないかもしれませんね。
今回はそんなアンダーグラウンドな匂い立ち込める「ぬるぽ」という言葉について、深く掘り下げをしてみたいと思います。
ぬるぽの意味
ぬるぽとは「NullPointerException」の略称です。これはJavaというプログラミング言語において、何か問題が発生した時に表示されるメッセージの一つなのです。
この「ぬるぽ」という言葉の後にお約束として付けられる「ガッ」という言葉はこのぬるぽという言葉が使われた際、最初に付いたコメントが「ガッ(何か物を叩いた音)」であったことから、そのようになったそうです。
ぬるぽの由来
生まれは冒頭からずっと出てきている2ちゃんねるという電子掲示板サイト内のプログラマー板というジャンルの中で立てられた「NullPointerException?の事をぬるぽと呼ぼうぜ!」というタイトルのスレッドの中で用いられたことが元になっています。
ぬるぽの文章・例文
例文1.ぬるぽ。ガッ。
例文2.NullPointerExceptionのことをぬるぽと呼ぼう。
例文3.ぬるぽって最初ぬるぬるぽんちといった言葉の略称だと思った。どちらにせよ意味がわからないが。
例文4.ぬるぽはネットスラングだ。
例文5.2ちゃんねるにハマった彼は最近毎日「ぬるぽぬるぽ」と言っている。
ぬるぽという言葉は言葉自体の響きも特殊であることから、日常会話に組み込むのはあまりいいと言えない言葉かもしれませんね。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
ぬるぽの会話例
-
佐藤さん、ぬるぽって言葉の意味わかります?
-
「NullPointerException」ですね。
-
佐藤さん、ぬるぽ!「ガッ」してください「ガッ」!
-
いや使われ方も知っているじゃないですか。
ぬるぽという言葉はあくまでインターネットの中で使うことが適切であると言えるでしょう。
ぬるぽの類義語
ぬるぽの類義語としては、「NullPointerException(ヌル・ポインタ・エクセプション)」、「例外(れいがい)」などが挙げられます。
ぬるぽまとめ
「ぬるぽ」。一見聞いただけで力が抜けそうな間抜けな響きを持った言葉かもしれませんが、その背景には「NullPointerExceptionという専門用語を訳して使おう」というエンジニアならではの発想が元になった言葉となっていたのです。
そういったことを踏まえて考えてみるとその界隈限定で使われているスラングというものはとても深い意味を持った面白いものなのだなと興味が湧いてきませんか?