エリート(elite)
どのような世界・業界でも優秀層とそうでない層に大別されることが多いと思います。とりわけ、ビジネスの世界ではそれが顕著に出るのではないでしょうか。優秀なもの=仕事ができるという判断は昇格や昇給の基準になることを考えると、会社という組織の中では優秀かそうでないかという見られ方はかなり顕著に出ます。そうした中でも特に優秀な人を「エリート」という風に呼ぶことがあります。このエリートという言葉の語源等解説していきたいと思います。
エリートの意味
エリートというのは、社会において優秀な能力を持っている個人や集団のことを指して使う言葉になります。
具体的にエリートという言葉が指すものはエリート論によって異なっていて、宗教であれば「選民思想」、階級であれば「貴族制」といった違いは存在しています。
政治学者のハロルド・ラスウェルは、エリート呼ばれる人物像の定義として、社会的尊敬・収入・安全の3つを最大限に獲得できるものであるという風に述べています。
また、エリートとは反対の思想としてはポピュリズムや平等主義といった考え方を挙げることができます。
エリートの由来
この言葉は元々、ラテン語で選ばれた者を意味する「ligere」から来ていると言われています。
エリートの文章・例文
例文1.彼はエリート街道まっしぐらだね
例文2.部署異動になって、今日からエリート集団の仲間入りだ
例文3.社内でもトップエリートの人に尊敬する
例文4.いつかエリートと呼ばれるような人物になりたい
例文5.エリートとしての誇りを持つ
エリートと聞くと、少し萎縮する部分もありますが、同時に尊敬の対象としても評価されますね。
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エリートの会話例
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来月から社長直下の組織に異動が決まったよ。
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おめでとう!
エリートコースだね! -
まだまだ実力不足だから、エリートになれるように努力するよ。
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応援してるから、頑張ってね。
出世しやすい、もしくは出世の対象として見られるような部署はエリートコースというような呼び方もします。
エリートの類義語
この言葉と同じような意味を持つ言葉としては、「優秀層」や「逸材」といった言葉は特別感があるという点で近いニュアンスの言葉だと言えるでしょう。
エリートまとめ
一般的に憧れや目指すための指標として見られる「エリート」ですが、一部では妬みやっかみの的にもなりえます。その原因としては、自身でエリートであるという認識からそれ以外を見下すような傾向にあることが原因のようです。エリートにはなっても他者を見下すような人間にならないように気をつけたいですね。