軍資金(ぐんしきん)
様々なイベントに参加したり、よく大きな海外旅行などを計画したりする人は使ったことがある言葉かもしれませんね。言葉そのまま軍事関係のことに使う資金を表す意味もありますが、今回はそこから転じて「物事を行う上で必要な資金」という意味の方で今回はこの「軍資金」というお金に関するこの言葉を掘り下げてみたいと思います。
軍資金の意味
軍資金とは、軍事に関係する目的を行う上で用いられるお金。そこから転じて何か行動を起こすために必要な資金を指し示すものとして扱われる言葉になります。
サブカルチャー方面では主にコミックマーケットと呼ばれるイベントに参加する上での必要資金として。アウトドア方面では海外旅行に行く上での必要資金として、この言葉は用いられます。
軍資金の由来
この軍資金という言葉がこのような意味を持つ言葉として最初に用いられたとされるのは、一説では1875年から1881年の間に使われていたとされる「近世紀聞」という資料の中で「稍多人数に及ぶ程に軍資金(ぐんしきん)と言ふを名として」という文脈の中で使われていた事であるとされています。
軍資金の文章・例文
例文1.思いがけぬ軍資金を手に入れたが、あぶく銭とかしてしまった。
例文2.貯金を頑張ったおかげで、軍資金が必要額集まった。
例文3.今回はこの軍資金でコミックマーケット参戦を決めたが、新刊が落ちた。
例文4.彼は、少額の軍資金を元に多額の軍資金を集めることのできる投資家だ。
例文5.多くの軍資金を投じたことで、大きな事業を成すことができた。
事業に必要なお金は「元手」と表現されます。軍資金とはすこし意味が異なるので注意が必要です。
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軍資金の会話例
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佐藤さん、今回の旅行の軍資金いくらにしましたか?
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5万円です!佐藤さんはいくらですか?
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結構持っていきますね!2万円くらいですかね。
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結構少ないですね!「備えあれば憂いなし」ですよ!
軍資金はそのやろうとしていることがどれだけお金がかかりそうかという認識によって、額面に変化が出るものかもしれませんね。
軍資金の類義語
軍資金の類義語として「必要経費(ひつようけいひ)」や「元手(もとで)」といった言葉が挙げられます。
軍資金まとめ
コミックマーケットや海外旅行といったイベントごとに限らず、何か目標の実現を目指して行動を起こす場合、そのために必要なものや必要な環境もあるものです。ただ1つの物に対して様々な機能が付けられる傾向が高い今の世の中。便利で魅力的である反面、それらは値段が高いことも多く、軍資金の金額は前にも増して増えている傾向にあるかもしれません。
ただそれを手に入れるために借金をするというのもリスクが大きすぎる行為であると言えるため、目標実現に向けて大事なのは今の環境で今の自分にできることをやることであると言えるでしょう。