マター(matter)
「その案件は管理部マターだよ」と言われた経験はありませんか?「マター?」と首をかしげてしまった事がある方も多いのではないかと思います。
特にビジネスをやっていると流れが速いだけにその場ですぐに聞いて解決と至らないケースも多々あるかと思います。では、今回はそんなマターについてビジネス上でどんな意味合いで使われているのかをご紹介していきます。
マターの意味とは
マターは人名や役職などにつけて使われる言葉です。その人やその役職の人がやるべき仕事、あるいは責任があることを意味します。
先ほどの管理部マターであれば、管理部がやるべき仕事という意味になります。また、鈴木さんマターという使い方をすれば鈴木さんがやるべき仕事という意味合いになり、鈴木さんに実施責任があることを示します。
ビジネスにおいては誰に実施責任があるのかという点は非常に大切な部分ですので、それをはっきりさせておくという意味では非常に重要度が高いワードと言えます。
マターの由来
マター(Matter)は英語で「問題」「物事」「重要な事」などの意味があります。つなみにこの単語は和製英語であるため、正式な日本語ではない事は覚えておくと良いかもしれません。
つまり、相手が使っている時には意味合いをくみ取ってあげる事は出来ても、自分から積極的に使う言葉ではないという事です。もちろん、シーンに応じては利用することもありますので、それは臨機応変に対応することが求められます。
マターの文章・例文
例文1.これは企画部マターの仕事ですよ
例文2.山田さんマターだから僕に言われても分からない
例文3.社長マターの仕事を極力減らして権限移譲をしていかないと組織が大きくならない
例文4.自分マターの仕事を早くもらえるように頑張ろう
例文5.あなたマターの仕事なんだから責任を持って最後までやりなさい
マターという言葉は人によっても使う頻度が異なりますが、覚えておけばいざという時に役に立つこともありますので、是非ここで意味を覚えてしまってください。
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マターの会話例
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この企画書の立案誰だ?
この問題についてどう思っているか聞きたいんだが。 -
わたしです。申し訳ありません。
その問題に関しては、依然調査中でして… -
調査中なら、その最新の結果をここで発表すべきだろう。
自分マターの仕事なんだから、そこはきちんとしてくれ。 -
はい、申し訳ありません。
すぐに内容をまとめておきます。
マターという言葉に関しましても、和製英語のような言い回し方がビジネス業界で広まっていますので、もとの意味をそのまま覚えておくのは危険です。ここでしっかり意味を確認してください。
マターの類義語
今回紹介したような仕事、責任という意味合いで使われる類義語はありません。言い換えがあるのだとすれば、「それはあなたの管轄でしょ」「その仕事はあなたが責任を持ってやってください」と言った物言いになるでしょう。
マターまとめ
常日頃自分から使う事は無い言葉ではありますが、覚えておくとどこかで役に立つこともあるかと思いますので、是非この機会に覚えてください。
何はともあれ、ビジネスにおいては誰が実施責任を負っているかをはっきりさせる事は非常に重要です。それがあるから、皆必死で頑張るのではないでしょうか。
責任を逃れて仕事をするのではなく、是非積極的に自らリスクを背負い、より大きな仕事をやっていくという意気込みは上司、同僚にも伝わります。
是非、自分マターの仕事をガンガン増やしていきましょう。